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スイス国鉄Tem I形機関車 : ミニ英和和英辞書
スイス国鉄Tem I形機関車[すいすこくてつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
機関車 : [きかんしゃ]
 【名詞】 1. locomotive 2. engine 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

スイス国鉄Tem I形機関車 : ウィキペディア日本語版
スイス国鉄Tem I形機関車[すいすこくてつ]
スイス国鉄TemI形機関車(スイスこくてつTemIがたきかんしゃ)は、スイススイス連邦鉄道(SBB: Schweizerische Bundesbahnen 、スイス国鉄)で使用される入換用電気/ディーゼル兼用機関車である。なお、本機はTem 54-78形として製造されたものであるが、その後の1962年の称号改正によりTemI 251-275号機となったものである。
== 概要 ==
スイスの国鉄では、1905年に交流15kV50Hzで、1906年および1907年に交流15kV15Hzでの電化の試験が行われたが、その後本格的な電化はベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道〔Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS)〕やレーティッシュ鉄道〔Rhätische Bahn(RhB)〕からは若干遅れて1919年ベルン - トゥーン間から本格的に始まり、1920年代には主要幹線について急速に電化が進んでいった。一方、主要駅における入換用の機関車についても従来は蒸気機関車が主力で、1910-20年代にF2/2 51形〔1914年製、後のTa2/2 978形〕やEa2/2 32形〔1919年製、後のTa2/2 977形〕といった蓄電池機関車が工事用なども兼ねて一部運用されている状況であったが、駅や操車場構内の電化の進展に伴い、1920-30年代以降入換用の機関車にも電気機関車が導入され始め、入換用の電気機関車であるEe3/4形やEe3/3形と並行して、より小型で、機関士ではなく入換要員が運転操作をする「入換用トラクター」〔Rangiertraktoren〕に分類されるTeI、TeII形、TeIII形機関車が導入されていた。入換用トラクターでは他のスイス機関車と異なり、I、II、III等の分類は形式別ではなく定格出力の分類に使用され、電気機関車ではTeI形は90kW級、TeII形は120-140kW級、TeIII形は250kW級の分類となっており、入換用電気トラクターの最小クラスであるTeI形はいずれも基本構造が同一の、入換用のTeI 1-43形〔当初形式Te 151-193形〕およびTeI 44-60形〔当初形式Te 251-267形〕のほかに事業用のTeI 951-963形〔951-952号機は当初形式Te 911-912号機〕、非電化区間での運用を考慮した蓄電池兼用機のTea 248-250形〔1977年にTeI 1-43形に編入された〕が用意されていた。
一方、1950年代以降には小型のディーゼル入換機であるTmI形なども導入されるようになっており、経済性の面からは入換作業量の小さい場合には電気トラクターのほうが有利であるとされていたが、電化区間と非電化区間が混在した入換作業量の多い駅では電気とディーゼル機関のハイブリッド方式が最も経済的に有利であるとの考えから、TeI形をベースにディーゼル発電機を搭載した電気/ディーゼル兼用機関車として用意されたものがTemI形である。本形式は基本構造はTeI形と同一のまま、非電化区間では電気式ディーゼル機関車として使用できるようディーゼル発電機を搭載したものであり、車体、機械部分はTuchschmid〔Gebr. Tuchschmid AG, Frauenfeld〕もしくはスイス国鉄のイヴェルドン工場、電機部分はBBC〔Brown, Boveri & Cie, Baden〕、主電動機はMFO〔Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich〕、主機はSaurer〔Adolph Saurer AG, Arbon〕がそれぞれ製造を担当し、電化区間では低圧タップ切換制御により最大牽引力36kNを、非電化区間では電気式ディーゼル機関車として最大牽引力31kNを発揮する小形機である。なお、製造年、製造時機番、1962年の称号改正後機番、製造所は以下のとおりである。
*1950年 - Tem 56-57 - TemI 253-254 - スイス国鉄イヴェルドン工場/BBC/MFO/Saurer
*1952年 - Tem 54-55 - TemI 251-252 - Tuchschmid/BBC/MFO/Saurer
*1953年 - Tem 58-61 - TemI 255-258 - Tuchschmid/BBC/MFO/Saurer
*1955年 - Tem 62-71 - TemI 259-268 - Tuchschmid/BBC/MFO/Saurer
*1956年 - Tem 73 - TemI 270 - Tuchschmid/BBC/MFO/Saurer
*1957年 - Tem 72、74-78 - TemI 269、271-275 - Tuchschmid/BBC/MFO/Saurer

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スイス国鉄Tem I形機関車」の詳細全文を読む




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